[書評] Xの悲劇 (E・クイーン 角川文庫)

## NYを舞台にした連続殺人事件 ドルリーレーン4部作の1作目です。 森博嗣の「χの悲劇」はこの話からタイトルがきています。 主人公のレーン氏は元役者で、現在は耳を悪くして読唇術を使って話を聞きます。 1940年ぐらいの話なので今から80年ぐらい前の話です。 (スマホとかPCとかは出てきません。) 本の章立ては舞台のように場面毎に切り替わっていきます。 (この辺りは、舞台を見ているかのように読み進めていく事ができます) 舞台もホテルの一室から市電(路面電車)、船、鉄道と色々な舞台に切り替わるので読んでいて面白いです。 登場人物も皆さんクセが強くて良いです。(私のお気に入りはサム警視) この本、Kindle版がないので近くの書店で購入しました。 (Amazonでも買えます) Kindle版を出してくれればハードの本が増えなくて良いのですが、文庫で読むのもそれはそれで読みやすいです。

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