[書評] つながる脳科学 「心のしくみ」に迫る脳研究の最前線

以前のブログに書きましたが、「つながる脳科学」読みました。 脳科学について最近の研究はかなりすごいことになっているようです。 本の中で気になった部分をいくつか紹介します。 ### 臨界期 脳は生涯同じペースで学習が進むわけではなく、「臨界期」と呼ばれる学習が特に進む段階があるそうです。 子育て世代としては、臨界期に合わせて色々学習させたい気がしますが、絶対音感とか影響しているみたいです。 また、学習を数理モデルで表せるところは「なんかすげーな」って感じです。 ### 行動を予想する数理モデル ショウジョウバエの研究から、行動を予想する数理モデルが作成できたそうです。 詳しくは本を読んでもらいたいですが、複数の匂いを嗅がせて、どの匂いを好むのか組み合わせによって異なるのですが、そこまで予想できるはすごいです。 僕たちも、組み合わせによって好みが変わることありますよね。例えば、寿司には日本酒 肉にはビールといった具合に、その傾向まで予想できるのは、人間の行動などもある程度予測できるようになるのかもしれません。 ### 子育てに影響する脳科学 子育てには、脳のある部分が深く関わっているようです。 子供を攻撃するか、保護するのかがその部分と関わりがあるようです。 人間でも育児放棄などありますが、そういったものを少なくしていくきっかけになるかもしれません。 ### 脳科学と法整備 脳科学の発展で、「心の病気」を治療できるようになるかもしれませんが、当然法整備や倫理的な問題が出てきます。 早めに議論した方が良いと書かれていましたが、全くその通りだと思います。 ### 実験の仕方がすごい 難解な部分もありましたが、今の脳科学てすごい!とわかる一冊です。

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