[書評] χの悲劇 (森博嗣)

年始森博嗣マラソン2冊目。 エックスではなくて「カイ」です。 なぜ「カイ」なのかは最後の方でわかります。 トラムで起きる殺人事件をきっかけに物語が進みますが、トラムの事件はきっかけにすぎず、どちらかというとその後の物語が大切です。 他のネットワークに侵入する様子が抽象的に描かれています。 (スクリプト作りまくりです) 昔書いたスクリプト〜とか出ているので、PerlとかRubyなのかな。 go言語だったらどうだろう... とか思いながら読んでいました。 ボットを使って情報を集めたり、細切れにして後から連結する様子とかはTCPをさらにラップした独自プロトコルで実装してるのかな。 とか邪推しながら楽しく読みました。 トリックよりはシステム侵入のあたりをサラサラ〜と読むのが面白かったです。   あとこのシリーズはあと2作あるそうなので、続きが楽しみです。 ちなみに殺人事件の真相も最後の方にわかりますが、ここも「えーー」という感じです。 | 項目 | 評価(5段階) | | ---------------------- | :-------------: | | 内容 | 4 | | 読みやすさ | 5 | | オススメ度 | 4 | | ミステリー度 | 3 |

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