[書評] Winny 天才プログラマー金子勇との7年半

Winny事件の事よく知らないなら読んでみるといいです

Winnyと聞くと、「映画とかダウンロードできたソフトでしょ。」というイメージがあります。大学時代に友達がPCにインストールしていたのを思い出します。
実はP2Pでファイル共有可能な凄いソフトだと思ったのは、大学卒業してからでした。
そんなWinnyを開発した金子勇が京都府警に逮捕、起訴されてから無罪を勝ち取るまでの記録が弁護士の視点から描かれています。
途中に法律の条文が書かれているのが緊張感というか、リアル感を感じます。
書かれている事が全て本当だとすると、

  • 当時警察は自分たちがよくわからない物を無理矢理犯罪として処理しようとしていた
  • 警察に捕まった時には、言われるがまま調書にサインしたりしない(弁護士と相談する)
  • 警察と裁判所がグルになっている場合がある
  • マスコミは自分たちにわからない事を適当に報道する

色々めちゃくちゃだったんだな、と思いました。
巻末のWinnyについての説明をはじめに読んでから本文を読むことをオススメします。
少しづつ読んでも、一週間程度で読めます。気になる方は読んでみてください。

項目 評価(5段階)
内容 3
読みやすさ 4
オススメ度 4

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